アメリカンマッスルを象徴するスポーツカーのひとつ、ダッジ バイパー。同車が2017年8月末をもって生産終了となることが正式にFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)USから発表されました。
現行モデルは2012年のニューヨークモーターショーで発表され、4世代目のモデルとなります。現在、世界的にも進んでいるエコとダウンサイジングのトレンドなどどこ吹く風で、一貫して大排気量エンジンを搭載してきました。
現行モデル「SRTバイパー」は、先代同様の排気量8.4リットルのV10エンジンを搭載し、最大出力は640ps、最大トルクは83kgmというパワーを発揮。そして、そのエンジンは0‐96km/h加速3秒以下、最高速は331km/h、0‐400m加速は11秒台半ばというスポーツカーとしてもトップクラスの性能を実現しています。
バイパーは、2017年モデルとして5種類の限定車を発表しましたが、あっという間に完売し、その限定車のラインオフが完了する8月末をもって、1991年の初代発売から続いた26年の歴史に幕を下ろすこととなります。ちなみに2代目のバイパーのデザインは日本人の鹿戸治さんという方が手掛けているそうです。
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世の中のエコ志向は今後も高まっていくと思われますが、こういったバカみたいな大排気量スポーツカーが消えていくのは、個人的にはなんだか寂しく感じます。こういった車に対して否定的な方も多いとは思いますが、こういう大排気量・大パワーの車にはエコカーにはない楽しさが間違いなくあります。
バイパー以外でアメリカンマッスルを代表するスポーツカーの1つ、シボレーコルベットは引き続き新型も発売され頑張っていますが、これからもダウンサイジングなんてことは気にせずに、今の路線でぜひ販売され続けて欲しいものです。
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。