ドライブレコーダーも国内・海外各社から様々なものが発売されていますが、今回は前後2カメラタイプの「VIOFO A129Pro Duo」の取り付けと商品レビューをお届けします。
4K対応のハイスペックタイプの海外製品
今回ご紹介するのは、VIOFOの「A129Pro Duo」という前後2カメラタイプのドライブレコーダー。最近は煽り運転の録画もしっかりできる2カメラタイプが多くなってきましたが、こちらもその2カメラタイプ。
そして、製品の最大の売りがフロント4K UHD、リアがFHDの高画素数タイプであること。これによりフロントは3840×2160px、リアは1920×1080pxという高解像度の動画を録画することが可能です。また最近は多くの製品で採用されているソニー製のセンサーを採用しています。このSONY製のスタービスセンサーをフロントとリアカメラ両方に搭載することにより、街灯が少ない暗い場所でも従来製品よりも明るく鮮明に録画できるとのことです。
充実のパッケージ内容
パッケージはSDカードさえ用意すればすぐに使えるオールインワンパッケージ。車両備え付けのシガーソケットを使用するのであれば、別途何かのパーツを買い足す必要もありません。内容物は画像の通りで、カメラ本体の他に電源接続ケーブル、各種ケーブル、SDカードリーダー、ケーブルクリップ、予備の両面テープなどが付属します。
また、海外製品ではマニュアルがとても簡略化されたものであったりするものが多いのですが、こちらの製品は価格も相応のハイスペックモデルということもあり、パッケージ箱からマニュアル(英語)までかなりきちんとしています。保証カードにいたっては日本語対応のものが付属しています。
シガーソケットはUSB 2ソケットタイプなので、ドラレコ接続しても空いているもう1つで携帯充電用のUSBケーブルなども接続できて使い勝手の良いものとなっています。
使いやすいフロントカメラユニット
本製品はフロントカメラユニットが液晶画面一体型のものとなっており、画像のように録画中でも映像を確認することができます。また、PiP(ピクチャーインピクチャー)機能によりフロント映像の隅にリアカメラの映像も同時表示可能です。これは切り替えが可能で、フロント+リア(PiP)、リア+フロント(PiP)、フロントのみ、リアのみという4パターンから選択も可能です。
ボタン類はクリック式のハードスイッチで、ボタンに機能内容も印刷されておりとても分かりやすいところも好感が持てます。液晶画面内にも現在の録画画質、録画状態や録画時間、日付などが分かりやすく表示されています。
また、本製品はWi-Fiによる無線通信にも対応しており、スマホに専用アプリをインストールすることによりスマホで撮影動画や画像を閲覧したり、各種機能の詳細な設定をすることが可能です。スマホアプリについてはYouTubeチャンネルで操作画面を説明していますので、そちらをご覧いただければと思います。
画質はさすがの上位クラス
それでは、日中のどうがおよび夜間の録画映像を順番に見ていきたいと思います。
まずは日中のフロントカメラ映像。発色も自然で解像感も十分です。すれ違いの対向車のナンバーや各種標識・看板の文字も映像を静止すればしっかりと読めるレベルです。
続いてリアカメラですが、こちらもFHD画質ということで十分な解像感が得られており、ナンバーなどの視認も可能です。ただ、車のリアガラスのスモークの子さによっては少々鮮明さに差が出るかと思いますので、そのあたりは予め考慮をしてください。なお、この撮影をしたE250クーペのリアガラスは外から中がほぼ見えないくらいのスモークの濃さですので、参考にしていただければと思います。
続いては夜間のフロントカメラ映像です。撮影地が街灯もろくにないかなりのど田舎ですが、ヘッドライトで照らされている明るい場所は十分綺麗に撮影できています。
対向車のナンバー視認に関してはスピード次第といったところでしょうか。相互に40km/h以上出ているとはっきりとナンバーを判読することは厳しいかもしれません。ただ、これは現時点でどんなドラレコでもほぼ同じことがいえると思いますので、A129Pro Duoに限ったことではないかと思います。
最後に夜間のリアカメラ映像です。田舎道では街灯も何もなくヘッドライトでも照らされないので、かなり暗い映像になってしまいますが、このようにある程度明かりのある場所であれば十分なレベルの映像が得られます。ですので、都会などの比較的明るい地域であれば何も問題がないのではないでしょうか。
以上、簡単なレビューにはなりますが「VIOFO A129Pro Duo」を紹介をさせていただきました。全体的に機能・性能、使い勝手など、ハイクラスの位置付けになる製品だと思います。国産製品のハイクラス製品と同価格帯でより高解像度の製品を探している方は特に検討してみてはいかがでしょうか。
より詳細な内容はYouTubeチャンネルの動画もぜひ合わせてご覧ください。
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。