先日は時間が無くて試乗までできず、エクステリア・インテリアのインプレッションをまずさせていただきましたが、今回無事に試乗してくることができましたので、技術とかにはてんで疎い素人の試乗レポートではありますが、記事にしてお届けしたいと思います。
試乗してきたのは、ガソリンエンジンを搭載する「25S L Package」4WDとディーゼルエンジンを搭載する「XD PROACTIVE」4WDモデルです。この2グレードの新型CX-5をたっぷりと試乗させてもらってきました。
マジメに正常に進化した新型モデル
インテリアやエクステリアについては先の記事に書きましたので、ここでは省かせていただき、いきなり試乗してみてのフィーリングについてですが、「車としての正常な進化を遂げたモデル」と言える気がします。何が正常進化なのかというのは、人それぞれで少し違うかと思いますが、私が今回試乗して良くなっていると感じたのは、大きく『操縦性』『静粛性』『機能性』の3点でした。
とにかくスムーズな操縦性
まず『操縦性』ですが、CX-5では今回のモデルから導入されたGベクタリングコントロールがまず挙げられると思います。ステアリングのグリップの形状変化や操作に必要な力が軽減されたというのも少なからず影響しているかと思いますが、とにかくコーナリング等がスムーズ。滑らかなステアリングフィールで、車が本当にスルスルーっと綺麗に曲がっていきます。これは、70kgほど車両重量、主に前軸重が軽いガソリンモデルの方が特に顕著かもしれません。
車内での会話が明瞭に聞こえる静粛性
そして、静粛性。車の外で聞くとディーゼルエンジンはそれなりにディーゼルエンジン音がしますし、ガソリンエンジンもそれほど静かなエンジンという感じではありません。しかし、走りだすと、先代モデルに比べて非常に音の角が取れたというか、上質な車内空間という印象を受けます。
今回、そういった点も確認したかったので、車内ではオーディオも消していたのですが(ディーゼル試乗の際はラジオを消し忘れてしまいました・・・)、19インチホイール装着車にもかかわらず耳障りなノイズ等はあまり感じませんでした。路面が結構荒れ気味の試乗コースだったので、タイヤによるロードノイズは少々感じましたが、それでもノイズより普通に喋っている声がよく聞こえることが動画からも分かっていただけるかと思います。
最新の技術が投入された各種機能
そして最後に機能性。まずアクティブセーフティーなどの安全性能の関係が大きく進化しています。自動ブレーキが完全停止に対応したり、リア方向の各種危険を知らせてくれるセンサー類も強化されたり、先代モデルより更に安心感が増しました。
上の画像では少々分かりにくいですが、アクセラ等に先に搭載されていたパネルタイプのヘッドアップディスプレイがフロントガラス投影型へ変更になっています。ここにはスピードメーター他、道路の標識を読み取って、制限速度や追い越し禁止等の表示もしてくれます。また、ナビと連動して次の右左折情報も表示します。
メーターフード内のインフォメーションディスプレイも情報量が多くなり、かつ見やすくなりました。先代モデルでは燃費、平均燃費、走行可能距離、iDMなどの情報をいちいち切り替えないといけなかったのですが、新型ではスッキリ綺麗に1つの画面に収められています。こういった、使いやすさの面も非常に改善していて好印象です。
ここまでは、新型CX-5という車全体に共通して言える部分を書いてみましたが、次ページではガソリンエンジンとディーゼルエンジンのモデルで感じた違いを書いてみます。試乗動画も最後に貼っておきたいと思います。
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。