先の記事「あなたは装着していますか?後席シートベルト非着用の危険性」において、後席シートベルトに対する重要性を書かせていただきましたが、今回はさらにチャイルドシートの重要性についても書かせていただこうと思います。
後席シートベルト非着用の危険性を理解していただいている方なら、当然チャイルドシート不使用の危険性もよくお分かりになるかと思いますが、世の中には「子供が嫌がるから」「嫌がってかわいそうだから」などという、事故の際にどれほど危険かの想像もできない、想像力が致命的に足りない、または恐ろしいほど無知な方が多いのも事実です。
チャイルドシートの不使用の危険性
それでは、早速JAFが公開しているチャイルドシート不使用の危険性についての動画をどうぞ。
前述の通り、「子供が嫌がるから」「嫌がってかわいそうだから」「しっかり抱いているから大丈夫」等という理由で膝の上に赤ちゃんや小さい子を抱き抱えている方をよく見かけますが、大丈夫などということはまずない事がお分かりいただけたでしょうか?
もし、時速40kmで壁などに正面衝突した場合、乗員には体重の約30倍の力が瞬時にかかると言われています。それが仮に体重5kgの赤ちゃんだとしても、かかる力は30倍の約150kg。抱いている人は、赤ちゃんどころか巨体のお相撲さんを抱えているようなものです。そんな重量物と化した赤ちゃんを腕の力程度で支えられるわけがありません。
また、助手席でそのような状態であった場合、赤ちゃんは助手席エアバッグと抱きかかえていた人に挟まれてしまうため、非常に危険な状態となってしまいます。嫌がったり泣いたりしても命にかかわる事はありません。でも、万が一の時にそれが命に関わる危機になりえるのです。チャイルドシートの使用と不使用、どちらをすべきか普通の方はお分かりになりますよね。
適切なチャイルドシートの利用を
このようにチャイルドシートが非常に大事だという事はお分かりいただけたかと思いますが、そんなチャイルドシートも適切な設置がなされていなければ、その役割を十分に果たすことはできません。
チャイルドシートを使用していても、装着状態が不適切な方は実に半数以上とも言われています。一番よくありがちなのは、シートベルトの締め付け不足等により、チャイルドシートが実はしっかり固定されていなかったりすること。ぜひ、こちらもJAFのビデオでご覧ください。
以上、チャイルドシートの重要性を書かせていただきましたが、小さなお子さんを持つご両親。ご家族は参考にしていただき、チャイルドーシートをしっかりと利用していただければと思います。
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。