先のブログにも書いたとおり、先日我が愛車のタイヤを交換したわけですが、今回はその「ATR SPORT2」のインプレッションをお届したいと思います。
激安アジアンタイヤ「ATR SPORT2」
先の記事に書いたとおり、今回購入したのはインドネシアのブランド「ATR(メーカーはインドネシアの PT Multistrada Arah Sarana Tbk.)」のスポーツラジアルタイヤ「ATR SPORT2」です。過去に発売された「ATR SPORT」の第二世代商品という位置付けになり、全体的に性能アップが図られています。
このATR商品は基本的に日本国内では「AUTOWAY」のみの扱いになっているようですが、とにかく一番のポイントは価格が安いこと。AUTOWAYのメインサイトでは、うちのグランさんのサイズ245/45/R18で1本7,920円という下手すると軽自動車のタイヤ並の価格。
これが例えば国産を代表するブリヂストンあたりだと「スポーティータイヤ」という位置付けの「POTENZA Adrenalin RE003」でおよそ1本25,000円前後となっています。実に価格は1/3以下。驚きとしか言いようがありません。
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ちなみに日本ではあまり有名とは言えないATR。国産信者のみなさんからすれば信用できない、安かろう悪かろうみたいなイメージなのかもしれませんが、1991年に設立され、1994年まではピレリ、その後2000年まではコンチネンタルと技術提携関係にあった会社ですので、怪しいマイナーメーカーという訳でもありません。
また、過去に「ATR SPORT2」はD1用としての供給実績もあり、装着車は国内のD1、アメリカのフォーミュラドリフト、そしてフォーミュラドリフトアジアでシリーズチャンピオンを獲得するなどの成績も残しています。
静粛性、グリップなどコストパフォーマンスは高い
さて、そんな「ATR SPORT2」で走行してみた第一印象ですが、まず最初に思ったのが静粛性が良くなったこと。まあ、終わりかけのランフラットと比較して静粛性落ちていたらどうしようもないんですが、一応スポーツラジアルという事と値段を考えると、十分な静粛性だと個人的には思いました。
また、乗り味も少し柔らかくマイルドになった感じで今までよりゴムシート1枚厚くなったような感触です。ドライグリップもサーキットでタイムアタックするというレベルではないですが、十分な性能で恐らく通常走行でグリップ不足という場面は無いのではないかと思います。
ただ、剛性は国産のハイグリップラジアルと比べると弱い感じで、コーナーリング中にタイヤがたわむ・よれるような感覚が若干あります。とは言っても、今のタイヤが新しい状況ではグリップ力もそれなりにあるので不安感は無く、柔らかく粘ってくれる感じです。恐らく限界を超えても挙動はマイルドでコントローラブルだと思われます。
なんといってもコストパフォーマンス
冒頭でも書いたとおり、国産タイヤの1/3という価格でこれだけの性能であれば、コストパフォーマンスは文句なしです。極端な話、国産タイヤだって4年も履けば性能の劣化はかなりありますし、いくらなんでもアジアンタイヤのタイヤライフが1/3という事は考えられません。
実際、過去にフェデラルのタイヤも結構愛用しましたが、ライフが国産に比べてそんなに短いという事もありませんでした。また、これだけ安ければ国産タイヤ3年乗る間に毎年新品のタイヤを買っても同等の価格で済んでしまいます。3年目の国産より新品のアジアンの方がタイヤの状態はいいのではないでしょうか。
もちろん信頼性とかを気にされる方に無理しておススメする必要もないですし、経済的な余裕がある方は最高のタイヤをたくさんお金を出して買うのが一番かと思います。ただ、なるべく安くタイヤを購入したい方の選択肢としては、激安アジアンタイヤもおおいにアリだと今回のATRを使用してみて感じた次第です。
興味のある方は、激安なのでぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。