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カーライフ 雑学

年式や距離に騙されない、失敗しない中古車選び①

この度、ワタクシ中古車を購入いたしました。車選びに当たっては、大手中古車サイトを散々みたりした訳ですが、皆さんは中古車選びの際にどんな点を気にしますか?

距離や年式、修理歴なんていうのも中古車選びの条件としては欠かせないものかと思います。でも、それだけでよい中古車が分かるのでしょうか。今回は私の経験から中古車選びのあれこれを考えてみたいと思います。

BMW 6シリーズ グランクーペを購入

BMW 6シリーズ 640i グランクーペ

今回、晴れて次期愛車として購入したのはBMW「6シリーズ グランクーペ 640i」。新車時価格はそれなりにお高く1000万円の大台に乗る車ですが、世間的にはどうやら不人気らしく、2012年式・走行9万km台の過走行車ながら、新車時価格の1/4~3/1という破格のプライスで購入いたしました。

世間一般的にはこのレベルの過走行車だと少々避けられてしまう類いだと思いますが、状態の良い内外装、そしてこの存在感。どう考えても買わなきゃ損、と思ってしまったわけです。私の崇拝する大乗フェラーリ教教祖である清水先生の「スーパーエリート号」になぞらえて「ウルトラエリート号」と呼んでも差支えないのではないかと思う位のエリート感も醸しています。

そんなわけで、今回は私の過去の経験などを基にした「中古車選び」の際の判断基準や高コスパな中古車選びについて書いてみたいと思います。

中古車選びの主なポイントは?

BMW 6シリーズ 640i グランクーペ

皆さん、中古車を購入するとしたら検討する際にどんなポイントを一番気にするでしょうか。価格はもちろんですが、距離や年式、修理歴などが判断の要素としてまず一番よく見られるポイントではないでしょうか。

当然のことながら修理歴有りなどの特別な理由がなければ、年式が新しければ新しいほど、走行距離が少なければ少ないほど中古車の価格は高くなる傾向があります。しかし、必ずしもそれが当てはまらないケースというのも少なからず存在します。

中古車選びのポイント【年式と距離】

まずは中古車選びの際に真っ先に見ると思われる【年式と距離】について。年式が高年式(新しい)ほど中古車価格は高くなり、低年式(古い)ほど安くなるのが普通です。同様に走行距離も少ないほど中古車価格は高くなり、多いほど安くなります。

基本的には古くて走行距離が多いほど、故障などに対するリスクや消耗部品の劣化も大きくなるので全体的な傾向としては否定の余地はありませんが、これが違う車種やメーカー同士で検討する際にはコスパとして大きな差が出てくる場合があります。

例えば、その傾向が顕著に出るのが人気車種か否かなど。車格も一緒でパワートレイン・性能などもほぼ一緒、年式・距離の条件もほぼ一緒なのにもかかわらず全然値段が違う場合などです。

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元々新車車両価格もそれほど高い車ではないのでちょっと微妙な比較対象ではありますが、マツダ「プレマシー」と日産「ラフェスタ」を見てみましょう。ラフェスタはプレマシーのOEMなので、基本的に同じ車なのですが、2013年式・走行4~5万kmで某大手中古車サイトを見てみると、「プレマシー」が11台・85~168万円であるのに対し、「ラフェスタ」は13台・60~130万円となっています。

もちろんデザインの好みというのも大きな要素なので無視はできませんが、基本的に同じ車でこれだけ差があるのであれば、「ラフェスタ」の方がコスパは高いと言えるかと思います。

他にはBMWの3シリーズと5シリーズなどで、5シリーズの方が車格も上で価格も200万円近く高いにもかかわらず、年式・走行距離が同条件の中古車価格がたいして変わらないなどというケースもあります。これは、サイズとデザインの人気度によるものですが、新車価格に対するコスパで考えれば、5シリーズが圧倒的に高コスパです。

また走行距離も単純に絶対的な数値の大小で良し悪しは決められないと個人的には考えます。走行2万kmと10万kmの車があったとします。当然、これだけを聞けば2万kmの車の方が状態が良いと考えられますよね。

しかし、実は年式が全然違って「10年落ち・2万km」と「3年落ち・10万km」の車だとしたらどうでしょうか。こうなると年式と距離以外の部分も大きく状態の良し悪しに関わってきます。

正規ディーラーなどで定期的にきちんと整備はされていたのか、どんな使い方をされていたのかなどによってエンジンなどの機関系の痛みは全然違います。例え走行距離が少なくても、乗る時以外は屋外に放置されていてメンテもあまりされていないようでは、短期間で長距離乗っている車より様々な部分で痛みが生じている、というか内外ともにボロボロの可能性が高いです。

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また、短期間で距離を乗るような車は必然的に高速道路を利用しているケースも多いので、同じ距離を街乗りしているよりもエンジン・ブレーキなどへの負担も少なく、非常に調子が良いことも多いのです。

したがって、明らかに年式や走行距離違う比較対象であればまだしも、同じような条件の車を比較対象とする場合、整備記録簿の有無や前オーナーがどういう乗り方をしていたかなどの情報がある車は圧倒的に信頼感が増します。逆にオークションで買ってきてそれらの情報が全くないような車両というのは、そういった点でリスクが少なからず増すので、注意が必要です。

さて、年式と走行距離のことだけで結構長くなってしまったので、その他の点はまた次回に持ち越したいと思います。次回は、コスパに影響する人気度や過去に私が経験した事などを書きたいと思います。

>>年式や距離に騙されない、失敗しない中古車選び②

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