2020年4月以降発売の新型車から、周囲の明暗状態に応じてヘッドライト(すれ違い用前照灯)が自動点灯/消灯する「オートライト」機能が義務化されます。これは、2016年秋に国土交通省から発表されたもので、まずは2020年4月以降に販売される新型車から順次適用されます。自動車の種別ごとの正確な適用時期は下記になります。
自動車の種別 | 適用時期 (新型車) |
適用時期 (継続生産車) |
乗車定員11 人以上の乗用車および車両総重量3.5t超の貨物車 | 平成33年4月 | 平成35年10月 |
上記以外の自動車 | 平成32年4月 | 平成33年10月 |
今回のオートライト義務化は、日没前後から夜間にかけて事故が多発するという統計結果より、事故防止を目的として、保安基準等の一部が改正されるものです。オートライト機能は、ドライバーの意思とは関係なく点灯されることから、事故防止に寄与することが期待されています。
また、今回のオートライト義務化で、すれ違い用前照灯(ロービーム)は、下記の基準に適合する自動点灯/消灯機能を有さなければならず、自動点灯に係る機能については、手動による解除ができないものでなければならない、とされています。現状ではメーカー・車種によってバラバラの点灯タイミングは、「1000ルクス未満で2秒以内に点灯」、消灯タイミングに関しても一定の「5秒超300秒以内」に統一されます。
周囲の照度 | すれ違い用前照灯 | 応答時間 |
1,000ルクス未満 | 点灯する | 2秒以内 |
1,000ルクス以上、7,000ルクス以下 | 義務規定なし | - |
7,000ルクス超 | 消灯する | 5秒超300秒以内 |
1,000ルクスの明るさってどれくらい?
それでは、自動点灯する照度「1,000ルクス」とはどれくらいの明るさなのでしょうか。現在、JAF(日本自動車連盟)が、交通事故防止に有効な「早期ヘッドライト点灯」をテーマとした特設サイト「JAF Safety Light」では、実際に夕暮れ時の走行動画などを掲載していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
>>JAF推進早期ヘッドライト点灯キャンペーン「JAF Safty Light 2017」
車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。