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試乗・インプレッション

「ホンダ S660」試乗・インプレッション

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早いもので発売から既に3年。以前ほど話題に上がる事も無くなり、かなり今さら感はありますが、先日新モデルの「モデューロX」が発表されたのを見て、初期モデルを以前試乗したことを思い出したので、その時の感想を今回アップしてみたいと思います。

ホンダ S660という車

ホンダ S660

photo credit: MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito) This is HONDA! via photopin (license)

ホンダ「S660」は1998年10月に販売を終了した「ビート」以来、17年ぶりとなる軽自動車規格のオープンカーとして、2015年4月に発売されました。未だに根強いファンがいる「ビート」の後継モデルということもあって、2013年開催の東京モーターショーでプロトタイプが展示された際も非常に注目されたり、発売前から話題になっていました。

エンジンはN-BOXシリーズをはじめとするNシリーズに搭載されているS07A型ターボエンジンをベースに新設計のターボチャージャーを採用した改良型を横置きミッドシップレイアウトとし、スポーツカーとして最適な重量バランスを実現しています。

また、トランスミッションにはMTとCVTの2種類があり、MTはエンジンパワーを最大限に活用するためのワイドレンジ・クロスレシオを設定、CVTはスポーツモードへの切替もできる7速パドルシフト付となっています。

乗った瞬間、笑える車

ホンダ S660

photo credit: haru__q HONDA S660 via photopin (license)

そんな、S660を試乗してみての最初の印象は「なんじゃこりゃ(笑)」。もちろん、悪い意味では無いですよ。なんと言うか、いい大人の絶好のおもちゃを手にしてしまったみたいな、そんな感じ。

ざっくり分類すると「オープンカー」というカテゴリで同時期にマツダロードスターも発売となったため、よく雑誌記事などでも「ロードスターとS660のどっちを買う?」みたいな記事をよく見かけましたが、そんなの全くナンセンス。あくまでもオープンカテゴリなだけで、実際両車に乗れば、比較対象にすらならないと思います。

極端な表現をすると、ロードスターはなんだかんだで普通に自動車。多少の不便はあれど、メインカーにできなくないし、定員2名という点を除けば、それほど不自由もないはずです。

それに対し、S660はもう完全にホビーの世界。もちろんこちらも本物の自動車なんですが、感覚的には1/1サイズのラジコンとか、大人のおもちゃとでもいいましょうか。実用性皆無、まさに嫁さんには簡単に理解されない贅沢や無駄の領域です。でも、その分のワクワク感というか、大人になっても内に秘める少年の心を揺さぶってくれるものを感じました。

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走行性能や機能性

ホンダ S660

photo credit: haru__q HONDA S660 via photopin (license)

第一印象は前述のようなS660ですが、積載性やインテリア等の機能性についてははっきり言って実用性は限りなくゼロです。ルーフはタルガトップタイプのオープンで、幌はロータスエリーゼのような手で巻いてたたむタイプ。

外すことだけで言えば、それほど手間はかかりませんが、それをくるくる巻いてフロントボンネット内のスペースに収納するのが超めんどくさいです。一人乗車なら助手席に放り投げておけばいいですが。したがって、急に雨が降り始めても走りながらクローズにする事も不可です。

また、積載性という点でも致命的に収納スペースがありません。2名定員というよりは、1名+手荷物スペース位に考えた方がよいでしょう。女の子と乗る場合にもハンドバッグすらまともに置く余裕が無いので、車でモテるためにも致命的ですね。

ホンダ S660

photo credit: iyoupapa Honda S660 via photopin (license)

では、走行性能はどうでしょうか。最初の印象はまるでゴーカート、といった印象を受けました。軽なのでボディサイズが小さい上に、全高も1m18cmというサイズですから当たり前と言えば当たり前ですが、着座位置も低くて本当にゴーカート感覚です。

そしてそれを強く感じさせる理由の一つが低重心でがっちりしたボディーとタイヤ。サイズがコンパクトなので、必然的にねじれ剛性等も高いと思うのですが、それ以上の理由が軽なのに前輪に165/55R15、後輪に195/45R16というタイヤを装着していること。しかも銘柄はスポーツラジアルタイヤのADVAN Neova。

もう、こんなの軽のパワーで履くタイヤじゃありません。たったの64PSにこのボディとタイヤですからね、普通どうやったってスピンなんかしないし、多少強引にハンドルで曲がりに行ったって曲がってしまう訳です。

エンジンパワーに対し、ボディやタイヤが2倍は勝っているという感じでしょうか。なので、これに倍くらいパワーのあるエンジン積んだら、本当に速いと思いますよ。そういった普通の車とは違う異次元の感覚も、ある意味ホビー感につながっているかもしれません。

S660は遊び心で乗る車

以上、感覚的な記述ばかりになってしまいましたが、S660は純粋に楽しむための車だと思いました。この車に実用性とか不便とかそういうことは一切言っちゃダメ! そういうこと言っちゃう人はそもそも買ってくれなくていい、とホンダも割り切っていると思います。

ですので、あくまでもセカンドカーとして、ホビーとして乗って欲しい車だと個人的には思いました。そうでないと、多分この車を純粋に楽しむことはできないのではないかと思います。そんな楽しむ心を持っているけどS660にまだ乗った事のない大人の皆さんは、ぜひ一度試乗してみてはいかがでしょうか?

車の中でもスーパーカーを筆頭にスポーツ系や輸入車が特に大好きで、欲しいクルマは数え切れず。残りの人生であとどれくらいの数の車に乗れるだろうかと考えると、色々と悩みが尽きません・・・。

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