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車や法令に関する知識

【今さら聞けない車知識】自動車にかかる税金にはどんなものがある?

車を購入したり、維持したりするのに様々な税金がかかるのは皆さんご存知かと思いますが、具体的にどんな税金がかかるのかすぐに言える方はどれくらいいますでしょうか。私も自分の車にかかっている税金については分かりますが、それ以外まで含めるとすぐには言えません。そんなわけで、車に関わる税金にはどんなものがあるか、おさらいしてみたいと思います。

どのタイミングでどんな税金がかかる?

さて、自動車にかかる税金ですが、「取得段階」「保有段階」「使用段階」のそれぞれで税金がかかり、その種類は合計で9種類にもなります。普通車か軽自動車、使用している燃料は何かによってかかる税金は変わりますので、9種類全部を支払っているわけではありませんが、ざっと以下のような感じになります。

取得段階 自動車取得税、自動車重量税、自動車税または軽自動車税、消費税
保有段階 自動車税または軽自動車税、自動車重量税
使用段階 ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)または軽油引取税または石油ガス税、消費税

それでは、上記の各税金について簡単に内容を書いていきます。消費税に関しては、車に限らず一般的な商品にもかかる税金ですので、説明の必要はありませんね。

【自動車取得税】
自動車取得税は都道府県税の1つで、新車・中古車に関わらず、購入する車の取得価額が50万円を超える場合に課されます。簡単な計算式で表すと、「取得価額×3%(軽自動車は2%)=自動車取得税額」になるのですが、この取得価額を正確に出すには「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」が必要なため、ここでは詳細を省かせていただきます。

なお、エコカー減税対象の車を新車購入する時は免税または減税となります。また、中古車の場合には、基本的に初年度登録から普通車の場合6年を超えたもの、軽自動車では4年を超えたものに対しては、自動車取得税はかかりません。

【自動車重量税】
自車重量税は、自動車(自家用乗用)の重量に応じて課される税金です。車両重量0.5トン単で税額が増加し、新車購入時と車検時(初回3年、以降は2年ごと)では税額が異なります。自動車取得税と同様に、エコカー減税対象の車を新車購入する時は免税または減税となります。

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【自動車税】
自動車税は、毎年4月1日午前0時の時点で所有されている自動車の所有者、もしくは使用者に対し課される税金です。額は車種や排気量で異なり、一部の低公害車(電気自動車やハイブリッドカー等)の場合、初年度の全額が現在される場合もあります。毎年支払う税金で、しかもそこそこの額なので、自動車にかかる税金で真っ先に思い浮かぶのが、この税金ではないでしょうか。

税額は1000cc以下が最も下のクラスで29,500円、それ以降500cc増加する度に税額が変わります。一番上のクラスは6000cc超で、標準税額は111,000円にもなります。また、現在では初年度登録から13年超となる車両にはグリーン化税制による重課がなされ、標準税額の15%割増しの額を支払わなければなりません。

【軽自動車税】
軽自動車を所有または使用している場合、課税されます。自動車税の軽自動車版といったところで、自動車税同様に毎年4月1日時点で所有または使用している方に納税義務が発生します。ただし、自動車税と違うのは、5月以降に車を所有した場合には分割額での課税がされない事です。だとすると5月以降に購入するのがいい気がしますが、逆に納税ご1年未満に車を廃車・処分などしても月割額が返還されたりしません。

ガソリンスタンド

photo credit: Brenda Dahiana Blanco Blanco_Blue copy via photopin (license)

【ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)】
正式には「揮発油税及び地方揮発油税」といい、1リットル当たりに定められた金額が税金として課されます。課される税額には「本則税率」と「特例税率(暫定税率)」があり、その2つを足すと現時点では50円以上になります。

【軽油取引税】
ガソリン税と同様に燃料の購入にかかる税金ですが、こちらはディーゼル車が使用している軽油にかかってきます。現時点では、32.1円/kgとガソリンに比べるとかなり税額は安くなっています。

【石油ガス税】
こちらもガソリン税と同様に燃料の購入にかかる税金ですが、LPG車などが使用している液化石油ガスにかかってきます。現時点では、17.5円/kgとなっています。

以上、簡単に自動車に関連する税金をあげてみました。皆さんは全部の税金についてご存じだったでしょうか。燃料に関する税金は、3種類のうちいずれかしか支払ってないことが多いと思いますので、全部の税額まで知っている方は多くないかと思います。

取得税などに関しては、悪質な販売店が購入者が無知なのをいい事に必要ない税金を計上するなんてことも稀にあるようですので、ざっくりとどんな税金をどんな内訳で払っているのかを知っておくのがいいかと思います。

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